ボイラーの老朽化に伴い、従来使用していたA重油からLPガスボイラーに切り替えて効率をアップ。
- 燃料効率
- A重油300kl(ボイラ効率84%) → 265kl(ボイラ効率94%) → さらにLPガスへの燃転後 201t(ボイラ効率98%)
- 環境比較
- CO2排出719t → CO2排出609t 25.1%削減
ジャテックは1980年の創業当初以来、約40年の経験を経て原糸→製織→染色加工→縫製→製品出荷の一気通貫ビジネスを行っています。
台湾、ベトナム、インドネシア、タイ、日本のアジアネットワークにおいて適地生産・適地販売を目指しています。グローバル経営の中で日本の製品は風合いがよく評価が高いが、海外での環境意識の中ではまだ遅れていると感じます。世界では環境に対してより基準が厳しくなっています。今後のビジネスにおいては、繊維も環境に配慮した製品を送り出すとともに、エネルギーの環境対応は避けて通れないと捉えています。SDGsへの取り組みも意識して金融機関と勉強会を行ったり、福井のサイジング工場では積極的に燃料の効率化を図りLPガスを取り入れています。今後も中長期的にCO2の排出や環境対応型商品の開発に取り組んでいきます。
サイジング工場
サイジングとは、織布工程の前工程に当たる経糸(たていと)を準備する工程です。糸の経糸ビームの供給を行っております。糊付けされた糸や無糊の糸を乾燥する過程でガスの熱源を使い高温蒸気を使用します。灯油からLPガスへの熱源転換とボイラーの効率化により環境の負荷の低減とコストダウンを図っています。